生産者の声

「生産者の声」イメージ

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まずは自己紹介をお願いします。

【穂海】
穂海は、生産会社である有限会社穂海農耕と販売会社である株式会社穂海の総称です。 有限会社穂海農耕では、約160haの経営面積で10品種(令和2年産)の業務用米を中心とした栽培を行っています。新潟と言われれば想像されるコシヒカリは全体の1割程しか栽培していません。当社はこの10品種を極早生から超晩生とすることにより、農繁期を分散させ、作業の平準化を図るとともに、なるべく少ない農業機械での経営を目指しています。
また、当社では精米での販売は行っていません。買って頂く皆様のご要望をお聞きし、「原料」としての米穀を、安全・安心を担保してお届けしています。穂海は地域の農地をしっかり守り、そして買って頂く方にも喜んで頂けるように、フードバリューチェーン全体を見据えた経営を行っています。

【丸田様】
平成17年に農外から新規参入しました。農業の前は、スキー場で雪崩管理の業務に携わっており、さらにその前は重工系の会社でガスタービンの開発をしていました。 農業、特に私たちの関わっている水稲農業は、米という日本の主食を作っています。それはとてもやりがいのある仕事だと感じています。一方、そんなやりがいのある仕事であるにもかかわらず、農業者の高齢化と減少は進んでいます。
そのため、今後はより少ない人数でより多くの面積を経営していかなくてはなりません。そのためには、ただ栽培するということだけではなく、様々な視点から新しい取り組みをしていかなければならないと考えています。それをうまく進めていければ、農業は衰退産業ではなく、成長産業となり得ると強く感じています。

お米の生産で感じている課題は何ですか?

先ほども申し上げたように当社では業務用米を中心とした栽培を行っています。業務用米と言うと、ただ安いお米を想像されるかもしれません。確かに家庭で食べられるお米に比べれば価格は安いかもしれません。しかし、用途ごとに適しているお米が求められたり、精米時の歩留まりも重要視されます。もちろん安全・安心の担保は絶対です。
このように、買って頂くお客様のご要望に応えつつ、一方で、当社としては利益も上げていかなくてはならず、そのバランスが非常に重要になってきています。 つまり、農業者としては栽培や調製を通して歩留まりを上げ、且つお客様にも喜んで頂けるようにバランスを取る、その腕が試されているというように考えています。

「らいす」を導入した目的を教えてください。

穂海では、株式会社穂海が農産物検査機関となっており、総勢5名の検査員を擁しています。しかし、検査資格を持っている者が必ずしも調整業務に常に携わるという訳にはいきませんし、例えそれが可能であったとしても、それでは従業員を育成することができません。
そこで、「らいす」を使用することにより調製業務に携わる者の目を鍛えるとともに、質も上げることができると考えています。このことが「らいす」導入の大きな目的の一つです。
また「らいす」には農産物検査で得られた等級を記録することができます。このことにより、「らいす」と自身で見たときの感触、そして農産物検査での等級との差を確かめることができるようになります。
さらに、「らいす」で得たデータと天候の記録、作業記録、そして生育調査の結果とを紐づけて分析することにより、何が原因でこの等級となったのかという事が分かるようになります。このことにより、PDCAサイクルを回すことが可能となり、当社の栽培技術の向上につながるとともに、米穀の質の向上にもつながると考えています。

「らいす」で導入したプランとその理由を教えてください。

穂海では、プレミアムプランを導入しています。これは複数のスタッフが調製作業に携わるためです。さらに、栽培における記録と結びつけて解析を行うため、「らいす」のデータをダウンロードしたいという事も大きな理由です。
実際に使ってみたところ、別々の乾燥調製ラインで作業していたスタッフ同士のデータを見比べることもできるため、色彩選別機の調整についても、その知見が深まっていっています。これは嬉しい誤算でした。


有限会社穂海農耕 従業員 宮川様
「らいす」導入の感想と効果を教えてください。

何より使いやすい、というのが現場からの評価です。サンプルを取って、カルトンに入れて見るという行為は以前からやっていたことですので、そこにスマートフォンで撮影するという工程が一つ加わるだけです。
また「意外と精度がいいよね」、というのが当社の検査員からの評価です(笑)
個人的には、「らいす」は等級を1等や2等と確定しないところが良いと思っています。なぜなら、あくまで「らいす」は、農業者の調製作業をサポートするツールであるべきと考えているからです。 農産物検査は資格を持った検査員により様々な視点から行われるべきものです。「らいす」はそのスタンスをしっかりわきまえている、というのもとても良いと感じています。
(穂海農耕 生産部 係長 井馬様 コメント)

色彩選別時の良い目安になります。お手本のような、教科書のような。一つの指標として使っています。大凡の等級の目安が分かるので、それを参考に自分で機械の調整を行っています。
当社ではRC(ライスセンター)が2ラインあり、複数のスタッフが業務に関わっているため、それぞれが撮影した画像を共有し、確認することにも使っています。一方のRCで撮影された画像で気になるものがあれば、そこへ行き直接玄米を確認します。複数名、複数RCを担当する場合などは、情報の共有が行いやすくとても便利だと思います。

これから「らいす」を使う方へのメッセージと「らいす」への期待をお願いします。

まずは使ってみて頂きたいです。 昨今の異常気象により、以前の様に、ぱっと見で1等とわかるお米ばかりができてくるわけではなくなってきています。調製の際に、色彩選別機の調整をどの程度強くしたら良いのかという感覚がずいぶん楽にわかるようになると思います。
また、こういったソフトウェアは、大規模農場のためのものと思われてしまいがちですが、等級が下がることによる損失や、再選別をするための手間などはどの農場でも変わりません。一方、利用料は、ベーシックからプレミアムまで設定されているので、その農場の規模や使い方、利用頻度に合わせたプランを選ぶことができるようになっています。
さらに、「らいす」を使えば、どんなお米だったかな?ということを後から確認することも可能となります。これらのことを考えると、農業者にとってはメリットが多いのではないでしょうか。
今後、私たち農業者が「らいす」を利用していく中で解析の精度は向上してくるはずです。ここにも大きな期待を持ち、私たち農業者みんなで「らいす」を育てていく、そんなことになったら素晴らしいなと考えています。

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